商品先物取引では、最低取引単位というのがあらかじめ決められています。金を1gのみ取引するということはできません。 最低でも1kg(1000g)は購入または売却しなければなりません。そしてこの最低取引単位を「枚」といいます。
またこの取引単位は以下のように商品ごとに定められています。この辺りは株取引における単元株制度と同じです。
商品名 | 取引単位 | 表示価格 | 倍率 |
---|---|---|---|
金 | 1kg | 1g | 1000 |
銀 | 10kg | 1g | 10000 |
白金プラチナ | 500g | 1g | 500 |
ガソリン | 50kl | 1kl | 50 |
原油 | 50kl | 1kl | 50 |
灯油 | 50kl | 1kl | 50 |
ゴム | 5t | 1kg | 5000 |
一般大豆 | 10t | 1t | 10 |
小豆 | 2400kg | 30kg | 80 |
トウモロコシ | 50t | 1t | 50 |
粗糖 | 50t | 1t | 50 |
コメ | 6000kg | 60kg | 1000 |
なお金や白金などは先物ミニという取引単位が1/10や1/5で売買できる商品もあります。その分利益は小さくなりますが、損失も少なくなりますので、初心者におすすめです。トレードソフトに慣れていない時はボタンの場所が分からなかったり、誤操作による注文ミスも起こりえますので、なれるまではなるべくリスクの小さい商品で取引するのが良いでしょう。
(例題1)金1gあたり4600円のときの最低売買単位はいくらになるか?
4600×1000=460万円
(例題2)ゴム1kgあたり244円のときの最低売買単位はいくらになるか?
244×5000=122万円
(例題3)粗糖1tあたり65000円のときの最低売買単位はいくらになるか?
65000×50=325万円
(例題4)一般大豆1tあたり59000円のときの最低売買単位はいくらになるか?
59000×10=59万円
一般大豆の取引単位の倍率は他の商品と比べて低く、かつ必要証拠金学も25000円程度と少ない担保でトレードできます。